父には3人の弟がいます。

その中の一人のおじさんは
仕事でメキシコオリンピックに行ったまま
日本には戻ってきませんでした。

メキシコオリンピックは東京オリンピックの
次なので1968年。

結局、ロスに行き着きずっと住んでいます。
それから帰国したのは数えられるくらい。

そのおじが今月のお彼岸に10年ぶりに帰ってきます。

電話で話す機会があり
年金暮らしをしているとは聞いていたので

「今、何しているの？」と質問すると
「毎日、ボーリングとゴルフ」
と答えが返ってきました。

父は元国家公務員で見るからに典型的な日本男児。
父とおじは、顔はよく似ているのですが
おじは着る物も雰囲気も風貌もすっかりアメリカ人です。
環境ってこんなにも人を変えるんだたなぁと思います。

気になったこと、思っていることは
すぐに質問をしてきます。
びっくりするくらいストレートに聞いてきます。
本当にアメリカ人だなと思うことが多いです。

でも面白いことは日本人としてのおじは
1960年代で止まってるところです。

知っている日本語も当時のままです。
話がとても古風。
だからうちの子供たちと会話が成り立たないことが多い。

一番びっくりしたのは 「電子レンジ」
「それは何だ。」との質問。
「チンだよ。」・・・・「おー、マイクロウェイブね！」
1960年代日本にはそんな代物はなかったらしい。

電子レンジでさえ知らないおじは 帰国するたびに
日本の変貌ぶりに びっくりしている。

今回は何をびっくりするのだろう。
とっても楽しみです。

でもアメリカ人なので思っていることを
すぐに口にするので ある意味気が楽なのです。

口と腹が違う日本人と違って。